ニキビの原因④活性酸素・体質・遺伝:ニキビ・ニキビ跡の完全治療対策室

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ニキビの原因④活性酸素・体質・遺伝

活性酸素

 活性酸素とはどんなものか、ご存知でしょうか。文字通り、酸素の一種なのですが、非常に活動性が高く、周囲にあるさまざまなものと反応を起こしやすいという性質があります。この活性酸素は、ニキビの発症、進行、そしてニキビ跡の形成にまで、非常に深く関わっていることが明らかになってきており、専門家の間でたいへん注目されています。

 皮脂が毛穴に詰まってしまうことがニキビのそもそもの原因です。とはいえ、それだけではニキビにはなりませんし、炎症をおこすこともありません。毛穴に詰まってしまった皮脂が酸化されて、遊離脂肪酸や過酸化脂質という物質に変わると、コメドが作られ、ニキビが発症するのです。コメドが炎症を起こし、ニキビを悪化させるものも、参加が要因です。
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酸化とは

 酸化とは、どのようなことか、例をあげてみましょう。たとえば、古くなった揚げ物を食べると、おなかを壊してしまうことがあります。柔軟性のあるゴムホースを長い間放置していると、ガチガチに硬くなって、折り曲げようとすると裂けてしまうことがあります。こうしたことは油やゴムホースが酸化によって変質してしまうせいで起こります。酸化されると物質は弱くなったり、傷みやすくなったり、壊れやすくなったりしてしまうのです。

 同様に、毛穴に詰まった皮脂が酸化されると、周囲の細胞を傷つけたり、皮膚の再生機能を低下させたりします。アクネ菌が分泌するポルフィリンという物質もやはり酸化をもたらす要因になっていることがわかり、炎症を引き起こしたり、細胞を破壊したりします。

 つまり、皮脂の酸化がニキビの発症や進行をもたらしているのであり、皮脂を酸化させてしまうのが活性酸素だったのです。
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紫外線

 紫外線は美容の大敵といわれ、シミやくすみの原因になっていることはみなさんよくご存知でしょう。紫外線がなぜよくないかというと、まさに活性酸素を発生させてしまうからです。

 日焼けによって皮膚に炎症が起きるのも、紫外線によって生成される活性酸素が原因です。紫外線を吸収して、その害から守るためにメラニン色素が作られますが、このメラニン色素がシミやくすみをもたらします。

 また、紫外線を浴びて、毛穴に詰まった皮脂が酸化されるせいでコメドが作られますし、アクネ菌が分泌するポルフィリンに紫外線があたると、活性酸素が大量に発生します。

 このように紫外線によって活性酸素が発生し、皮膚が酸化されてしまうことが、ニキビをはじめとするさまざまな肌トラブルの原因だったのです。

 ですから、紫外線対策を怠らないようにすることは、さまざまな肌トラブルの予防につながります。
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活性酸素を発生させる原因

 やっかいなことに、活性酸素を発生させる原因は紫外線ばかりではありません。水道水に含まれる塩素、酸化しやすい油を多く含む食品、タバコ、排気ガス、放射線、一部の医薬品や農薬なども活性酸素を発生させます。

 さらに、人間の生体活動によっても活性酸素は作られます。呼吸によって取り入れた酸素を体内で利用するとき、食物を摂取してエネルギーに変換するとき、そして体内に侵入してきた細菌やウィルスなどを退治しようと免疫細胞が活動するときなど、日常のあらゆる場面で私たちは活性酸素と関わっているのです。
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ヒトロキシラジカル

 アクネ菌が増殖しはじめた際、強力な殺菌作用のあるヒトロキシラジカルを生成して、菌の害から実を守ろうとするのですが、このヒドロキシラジカルも実は活性酸素の一種です。ヒドロキシラジカルという活性酸素は、菌を殺してしまうほどの威力を持つわけですから、紫外線やタバコ、排気ガスなどによって発生する活性酸素が、皮膚の細胞を痛めつけてしまう威力を持つことも納得できるのではないでしょうか。
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ニキビ治療には抗酸化

 欧米では活性酸素の害を防ぐことを主軸にしたニキビ治療が行われています。日本でも活性酸素の害を防ぐ抗酸化作用に優れた治療薬がどんどん開発されています。「抗酸化」は今、健康で美しい肌を守るキーワードになっているといっていいでしょう。

 なお、ビタミンCやビタミンEは強力な抗酸化作用を持った成分ですから、これらをたっぷり含む野菜やフルーツを積極的に摂取することで、体の内側から活性酸素に対抗できる力を高めるようにすることをおすすめしたいと思います。
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体質や遺伝

 なぜ、ニキビができるのか、それはホルモンバランスの乱れ、生活習慣、ストレス、活性酸素の害などが要因であり、それらが複合的に重なり合ってニキビはできるのです。それともう一つ、ニキビができやすい体質もあげられます。つまり、両親にニキビ跡が多くあれば、その子どももニキビのできやすい体質と考えられるのです。

 ただし、今のところ、ニキビは遺伝すると科学的に証明されているわけではありません。一卵性双生児の場合はニキビのできる部位や重症度が一致するという調査報告がある一方、一致しないというまったく逆の結果を示す調査報告もあります。

 科学的に証明されているわけではないものの、状況証拠といえる症例は少なくありません。肌質、皮脂腺の大きさ、皮脂分泌の活動性、コメドが形成されやすい傾向など、体質や遺伝がニキビになんらかの関係を持っていると考えている専門家は多いといっていいでしょう。

 さらに、生活習慣や食事の好み、ストレスに強い性格、弱い性格などは、家庭の中で形成されていくものですから、ニキビができやすい家系とできにくい家系があると想定することも可能でしょう。
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体質改善と正しいスキンケア

 体質や遺伝が大きな要因であったとしても、がっかりしたり心配したりする必要はありません。体質は改善できるからです。食事の内容に気を配り、ストレスは上手に解消するように心がけ、常に肌を清潔に保ち、自分に合った化粧品を選ぶといったことに注意すれば、たとえニキビができやすい体質であったとしても防ぐことはできるのです。

 反対に、洗顔方法が間違っていたり、油っぽい食事が多かったり、合わない化粧品を使っていると、たとえニキビができにくい体質であったとしても発症をストップさせるのはむずかしいでしょう。

 洗顔方法も化粧品選びも間違っていたり、自分には合わないのに有名タレントが推薦していたスキンケアを行っていたり、市販の治療薬でかえってニキビを悪化させてしまうといったケースが少なくありません。
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