五十肩について。治るまでの期間、五十肩の症状について

五十肩について

この記事の大まかな内容

  • 五十肩と肩こりは別物。さらに首の痛みと間違いやすい。
  • 五十肩の症状は「肩から腕にかけての痛み」と「腕の動きが制限されること」
  • 五十肩は40歳代から始まり60歳代まで見られる。20代、30代でも珍しくない。
  • 五十肩は自然に治る。しかし放っておくと運動障害が残るので適切な治療が必要。
  • 五十肩が治るまでは早い人で3ヶ月。長い人は1年以上かかる。

五十肩の定義

五十肩と肩こりの違い。五十肩と肩こりは全く違うもの。

最初骨盤やら肩こりやら色々いわれましたが、巡り巡って五十肩といわれました。
(ドラポンタさん / 男性 / 32歳)

肩が痛いといえば、普通はすぐに肩こりを思い浮かべます。

そのせいか、五十肩と肩こりを混同する人も多いのですが、この二者はまったく違うものです。

肩こりは首のつけ根の筋肉の疲労が原因で起こり、五十肩は肩関節の周囲の炎症が原因で起こる疾患です。

五十肩は首の痛みと間違いやすい。

寝違えたのか首が痛いな~と思っていたら肩まで痛くて、それでもずっと寝違えたんだと思い、当時、仕事場の知人に話すと「痛いからって動かさないでいると余計に動かなくなるよ」と言われ、あえて動かすように痛いほうの腕を回していました。
(み~にゃんさん / 女性 / 40歳)

五十肩と思い診察してみると首のほうに原因があったという例もよくあることです。

逆に「首の病気では」と来院した患者が、実は五十肩だったという例もしばしば見受けられます。

首と肩を間違う患者が非常に多いという傾向があります。

では、こうした間違いはなぜ起こるのでしょうか。

その原因は、そもそも五十肩という病気が正しく定義されていないことにあると思われます。

五十肩とは正確にどういう病気なのか、諸説があります。

五十肩の症状について

肩から腕にかけだるくて痛い感じの変な痛みでした。しかし、仕事ができるのでシップをもらいはっておくことにして様子を見ました。すると、次の日の朝、右腕に痛みが走り30度ほどしか上げられないのです。驚いてしまいました。
(とぼとぼネコさん / 女性 / 45歳)

五十肩の症状として特筆すべきことは、「肩から腕にかけての痛み」と「腕の動きが制限されること」の2つです。

五十肩の痛みはある日突然くることもあるし、じわじわとくることもあります。

どちらかといえば後者がほとんどで、前者はそれほど多くはありません。

五十肩は肩から腕にかけての痛み

肩のはりは自分でもわかるような状態であり、筋肉が硬くなって肩を大きく動かすと少し痛みがあるような状態でした。 (~中略~)高い位置にある物干し台に洗濯物を干していたところ違和感のようなものを感じ、それをきっかけにして肩に痛みが出るようになりました。
(ぽんたさん / 男性 / 36歳)

一口に「肩」といっても、痛みの範囲は肩にとどまらず、肩から腕にかけて痛むのが特徴です。

首から肩にかけての痛みを訴えてくる場合、これはほとんどが首に由来する疾患です。

首、肩、腕は近い位置にあるので、痛みを混同しやすいせいだと思われます。

また、左右の肩に同時に発症することは少なく、ほとんどはどちらか一方の肩に起こります。

ただし、左右が時期をずらして発症するケースもよくあります。

痛みをこらえれば腕が一通り動かせる場合は五十肩とはいわない。ポイントは運動制限があるかないか。

腕を前や横から真上に上げる。

それから、腕を外や内にひねる。

五十肩になると、特にこれらの動作が制限されます。

痛みをこらえれば腕がひと通り動かせるという場合は、五十肩とはいいません。

痛みだけだと紛らわしい病気は多々ありますから、運動制限があるかないか、が五十肩を見分ける大事なポイントだと覚えておいてください。

五十肩は40歳代から始まり60歳代まで見られる。20代、30代でも珍しいことではない

骨折や脱臼をした覚えもないし、リウマチのような病気もない。

すなわち外傷や特別な病気がないのに発症します。

まさに「五十肩」の病名の由来となるわけですが、だいたい40歳代後半から始まって50歳代にピークを迎え、60歳代までは見られます。

20代、30代で起こることも全然珍しいことではありません。

もちろん、ほかの病気と同様、五十肩にならない人もいます。

一生のうちに五十肩にかかる割合は100人のうち5人ぐらい

発症する割合は全人口のうち2~5%といわれます。

これは一生のうちに五十肩にかかる人の割合は100人のうち2~5人ということです。

意外に少ないとも多いとも感じますが、いずれにせよ五十肩はだれにとっても身近な病気だといえるでしょう。

五十肩が治るまで

五十肩は自然に治る。しかし放っておくと運動障害が残るので適切な治療が必要。

思い当たることがあったが「個人差はあるけれど自然に治る」という文言が多く見たので、薬局で湿布や塗り薬などを購入し、肩や腕を押さえると痛みを強く感じる箇所がいくつかあったので、そこに集中的に使用しながら様子をみていました。
(さくらさん / 男性 / 48歳)

これが不思議な特徴ですが、五十肩は誰でも治る病気なのです。

期間はおおむね半年から1年、個人差はあるものの自然に治っていきます。

ただし、「放っておけば治る」と軽く考えられては困ります。

確かに自然に痛みはとれますが、肩の動きは元通りにはなりません。

長い間放置しておくと、治ったあとで運動障害が残るので、適切な治療が必要です。

痛みが治まってからも肩を動かしにくい。それが五十肩。

五日程度で少し痛みが残っているかな程度までに回復しましたが、あまり肩を動かすとまた痛みが酷く成るのではという不安感も有ったせいか、他の人から見ると腕、肩の動きがいつもと比べると不自然だと言われました。二週間後には何か違和感を感じながらも痛みは無い位までに回復しました。
(Macさん / 男性 / 45歳)

五十肩になると、痛みと同時に肩の腫れや熱っぽさを伴うこともあります。

痛む場所は肩から上腕(二の腕)にかけてが多く、初めは肩を動かすときに痛むだけですが、症状が進むと、動かさなくても肩がうずくように痛み、思うように腕が上がらなくなります。

ひどい痛みが治まってからも肩を動かしにくいのが、五十肩の症状です。

時間がたつと炎症は治まってくるのですが、その家庭で線維性の物質が出てきて、腱板の周囲が癒着し、肩の動きが悪くなってしまうのです。

五十肩が治るまでは早い人で3ヶ月。長い人は1年以上かかる。

マッサージと電気治療を一年以上実施して、ようやく、右腕が150度ぐらいあがるようになりました。
(まかろんさん / 男性 / 52歳)

五十肩が治るまでどのぐらいかかるかは、人それぞれです。

完全に元通りに肩が動かせるようになるには相当かかるかもしれませんが、苦痛や不便を感じずに日常生活ができれば、治癒と考えてよいと思います。

そうなるまで、痛みが起こってから、早い人で3ヶ月~半年、長い人は1年ぐらい。

中でも運動制限が非常に強い人は、長くかかる傾向があるようです。

もっとも本人は治ったつもりでも、詳しく検査をすると、180度上がった腕が160度しか上がらない、すなわち完全には正常化していないという場合があります。

また、五十肩の患者さんを3年以上追跡調査した結果、3年以上経過してもまだ関節の動きが正常化していない人が、4%とも20%ともいわれているデータがあります。

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